サポート・レジスタンスとは?
サポートは下値を支えやすい価格帯、レジスタンスは上値を抑えやすい価格帯です。相場はぴったり1本の線で止まるとは限らないため、近い高値・安値を「ゾーン」としてまとめると実戦的に見やすくなります。
サポレジ価格帯マッパー
近い価格同士を許容幅内で統合し、平均価格をゾーン中心として表示します。高値と安値は同じ時間足・同程度の波から選んでください。線ではなく価格帯として捉え、接触前の反転、ヒゲ抜け、終値ブレイクの違いを区別します。
サポートとレジスタンスの違い
| 種類 | 位置 | 起こりやすい注文 | 抜けた後 |
|---|---|---|---|
| サポート | 現在価格より下 | 新規買い、売りの利確 | 下抜けでレジスタンス候補 |
| レジスタンス | 現在価格より上 | 新規売り、買いの利確 | 上抜けでサポート候補 |
定義・引き方:OANDA「サポートラインとは」、過去高安が意識される考え方:OANDA「市場参加者に意識されるサポート・レジスタンス」
「線」より「ゾーン」で見る理由
FXは業者ごとに配信価格がわずかに異なり、スプレッドもあります。市場参加者の注文も1価格へ完全に集中するとは限りません。過去高値151.42、151.47、151.52を別々の線として扱うより、151.42〜151.52付近の抵抗帯として捉える方が、ヒゲの誤差や早めの反転を説明しやすくなります。
- 上位足ではゾーンを広め、下位足では細かく確認する。
- ATRが大きい相場では許容幅も相対的に広げる。
- 小数点以下の見た目ではなくpipsで幅を統一する。
重要度を上げる5つの条件
| 条件 | なぜ注目されやすいか |
|---|---|
| 複数回反応 | 過去に注文が集まった事実を確認しやすい |
| 上位足でも明確 | より幅広い参加者が見ている可能性 |
| 急反転の起点 | 需給が大きく偏った履歴 |
| ラウンドナンバーと重なる | 150.00など覚えやすい価格に注文が集まりやすい |
| 他の根拠と重なる | ピボット、直近高安、移動平均など複数視点が一致 |
引き方の基本手順
ヒゲと実体のどちらで引く?
絶対的な正解はありません。ヒゲ先は到達した極値、実体・終値はその時間足で価格が定着した水準を示します。複数のヒゲ先と終値が近い範囲に集まるなら、その全体をゾーンとして囲む方法があります。
| 基準 | 長所 | 注意 |
|---|---|---|
| ヒゲ先 | 最大到達価格を含む | 一時的なスパイクで幅が広がる |
| 実体・終値 | 定着した価格を重視 | ヒゲで反応した注文を落とすことがある |
| ゾーン | 両方を許容できる | 広げすぎると判断不能になる |
反発とブレイクを区別する
反発
ゾーンへ接近後、同じ時間足の終値が内側へ戻り、次の足も離れる動きです。接触だけでは反発確定ではありません。
ブレイク
ヒゲだけでなく終値がゾーン外へ定着し、その後も外側で推移する動きです。重要水準では損切りと新規注文が同じ方向へ重なり、値幅が拡大することがあります。
ダマシ
一度ゾーン外へ出てもすぐ内側へ戻る動きです。確定足、次足、リテストを待つほど確認は増えますが、エントリーは遅くなります。
サポレジ転換(ロールリバーサル)
レジスタンスを上抜いた後、押し戻りで同じ価格帯がサポートとして機能することがあります。反対にサポートを下抜いた後、戻りでレジスタンスへ変わる場合があります。
これは「抜けたから必ず役割転換する」ルールではありません。ブレイク後に価格が戻らないことも、ゾーンを再び通過してダマシになることもあります。
水平線とトレンドラインの違い
| 線 | 基準 | 特徴 |
|---|---|---|
| 水平サポレジ | 同じ価格帯の高値・安値 | 時間が進んでも価格水準は変わらない |
| トレンドライン | 切り上がる安値、切り下がる高値 | 時間とともに水準が移動する |
| 移動平均線 | 過去価格の平均 | 新しい価格で曲線が更新される |
時間足が違うサポレジ
日足の重要ゾーンの内側には、1時間足の細かなゾーンが複数存在します。上位足を大きな地図、下位足を入口の拡大図として使うと役割を分けられます。
- 上位足:大きな利確候補、構造が崩れる価格。
- 執行足:反発・ブレイク・リテストの確認。
- 下位足:注文位置を細かくするが、ダマシとコストが増える。
よくある失敗
- チャートのすべての高値・安値へ線を引く。
- 1本の価格へ1pipの誤差も許さない。
- ヒゲ抜けを即ブレイクと判断する。
- 上位足の強いゾーンへ下位足だけで逆らう。
- 反応回数だけで強度を断定する。
- 重要指標直前も通常時と同じ損切り・数量で取引する。
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よくある質問
サポートは何回反発すれば有効ですか?
一律の回数はありません。2回以上で候補を引きやすくなりますが、時間足、反転幅、直近性、他の根拠も確認します。
一度ブレイクした線は消しますか?
すぐには消さず、役割転換するか確認します。価格が何度も通過して反応しなくなった水準は整理します。
ラインはBidとAskのどちらで見ますか?
多くのチャートはBid基準ですが、買い決済や売り新規はAskで約定します。スプレッド分だけチャート表示と注文到達がずれる可能性があります。