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FXピボットポイント計算

ピボットポイントは、前の期間の高値・安値・終値から、次の期間に注目される中心P、上側R1〜R3、下側S1〜S3を機械的に計算する方法です。水平線を裁量だけで引くのが難しいときの共通基準になります。

30秒で要点:日中取引なら前日の高値・安値・終値から当日の水準を計算するのが代表例。現在価格がPより上なら上側R群、Pより下なら下側S群を順に確認します。水準への到達や反発は保証されません。

ピボットポイント計算ツール

日次なら前日の確定した高値・安値・終値を入力します。週次は前週、月次は前月の確定値を使います。
中心ピボット
--
計算中
R3--
S1--
R2--
S2--
R1--
S3--
最寄り水準--
最寄りまでの距離--
前期間の値幅--

Traditionalの計算式

水準
P(前高値+前安値+前終値)÷3
R1 / S12P-安値 / 2P-高値
R2 / S2P+値幅 / P-値幅
R32P+高値-2×安値
S32P-2×高値+安値

定義・Traditional・Fibonacciの計算式:TradingView「ピボットポイント・スタンダード」

Fibonacciの計算式

PはTraditionalと同じで、前期間の値幅をフィボナッチ比率で加減します。

水準
R1 / S1P ± 0.382×値幅
R2 / S2P ± 0.618×値幅
R3 / S3P ± 1.000×値幅

同じOHLCでも計算タイプにより水準が変わります。チャートと値が違うときは、Traditional、Classic、Fibonacci、Woodie、Camarillaなどの種類と参照時間足を確認してください。

P・R・Sの意味

記号役割見る順番
P全水準の中心となる基準現在価格が上か下か
R1〜R3上側の抵抗・目標候補現在価格に近い番号から
S1〜S3下側の支持・目標候補現在価格に近い番号から
Rは「必ず売る場所」、Sは「必ず買う場所」ではありません。強いトレンドではRを次々上抜き、またはSを次々下抜くことがあります。

日次・週次・月次の使い分け

種類入力するデータ代表的な用途
日次ピボット前日の高値・安値・終値当日のデイトレード
週次ピボット前週の高値・安値・終値数日〜数週間の値幅
月次ピボット前月の高値・安値・終値大きな支持抵抗候補

日次と週次の水準が近い場合は複数時間軸の参加者に意識される候補ですが、重なっただけで反転確率が保証されるわけではありません。

セッションの区切りに注意

FXは平日ほぼ24時間動くため、日足の区切りがチャート提供元によって異なる場合があります。前日高値・安値・終値が違えばピボット値も変わります。

現在価格がPより上・下

Pより上

上側R1、R2、R3を目標・抵抗候補として確認し、押し戻りではPが支持候補になるかを見ます。ただしPを上回るだけで上昇トレンド確定ではありません。

Pより下

下側S1、S2、S3を目標・支持候補として確認し、戻りではPが抵抗候補になるかを見ます。方向は高値・安値構造や上位足と合わせます。

反発を狙う場合

価格がP、R、Sへ接近する前に候補を把握する。
水平サポレジや直近高安が重なるか確認する。
ヒゲだけでなく確定足が水準の内側へ戻るかを見る。
次のピボット水準まで利益余地があるか計算する。
水準を明確に抜けた位置へ損切りを置き、数量を逆算する。

ブレイクを狙う場合

R1を終値で上抜いたからといって、自動的にR2へ到達するわけではありません。上位足の方向、値幅拡大、ブレイク後のリテスト、次の水平線までの距離を確認します。

確認目的
終値で外側へ確定ヒゲだけの一時突破を区別
ブレイク方向とトレンド一致逆行ブレイクのダマシを減らす材料
次水準までの距離追いかけた後の利益余地を確認
ATR・スプレッド通常の揺れと取引コストを考慮

サポレジとの違い

方法決め方長所注意
ピボット前期間OHLCの式誰が計算しても同じ条件なら同じ値タイプ・時間区切りで変わる
水平サポレジ過去の反応高安実際の反応履歴を使う引き方に裁量がある

両者が近いときは複数の分析が重なる候補です。逆にピボット周辺に価格反応がまったくない場合、式の水準だけを優先しすぎないようにします。

前日の値幅が大きい・小さい場合

よくある失敗

ピボットは予言ではなく地図です。価格が水準へ到達しない日も、勢いよく通過する日もあります。注文前に損失上限を固定してください。

関連ページ

サポート・レジスタンス反応価格をゾーンへ統合ダウ理論高値安値から方向を判定フィボナッチスイング高安から押し戻り計算

よくある質問

FXのピボットは何時に更新されますか?

日次なら使用するチャートの日足が確定した時点で更新されます。チャートのタイムゾーンや夏時間で日本時間の更新時刻が変わる場合があります。

TraditionalとFibonacciはどちらが正しいですか?

どちらも定義された計算方式です。正誤ではなく、使用するチャート設定と一致させ、過去の反応を同じ条件で比較します。

現在価格がR3より上ならどう見ますか?

計算範囲を超える強い値動きです。R3を上限と考えず、上位足の高値、ATR、急変材料、利益保護を優先します。