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FXのストキャスティクスとは?

ストキャスティクスは、一定期間の高値・安値レンジの中で「現在の終値がどこにあるか」を0〜100で表すモメンタム指標です。80・20だけで逆張りせず、%Kと%Dの位置、向き、クロス、上位足の方向を順番に読みます。

30秒で要点:%Kが100に近いほど終値は期間高値付近、0に近いほど期間安値付近。一般的なスロー設定は14・3・3です。80以上は「高すぎて必ず下がる」ではなく、強い上昇が続いている場合もあります。

ストキャスティクス計算ツール

14・3・3では、直近14本の最高値・最安値からRaw %Kを出し、その3本平均を%K、さらに%Kの3本平均を%Dとして計算します。
直近のモメンタム
--
計算中
スロー%K--
スロー%D--
ゾーン--
クロス--
期間レンジ--
終値の位置--

%Kと%Dの計算式

要素計算意味
Raw %K100 × (終値-期間最安値) ÷ (期間最高値-期間最安値)終値が期間レンジのどこにあるか
スロー%KRaw %Kの3期間SMA速い線を一段平滑化
スロー%Dスロー%Kの3期間SMA%Kをさらに平滑化した遅い線

定義・計算:TradingView「ストキャスティクス」、スロー計算:TradingView「スローストキャスティクス」

ファストとスローの違い

種類表示線特徴
ファストRaw %Kとその%D反応が速いが細かな交差も多い
スロー平滑化%Kとその%Dノイズを抑えやすいが反応は遅い

チャートによって「%K」「%D」「Slow%D」の呼び方が異なることがあります。比較するときは名称だけでなく、K期間・K平滑・D期間の3つを確認してください。

80・20を正しく読む

80到達=売り、20到達=買いではありません。強いトレンドでは高値圏・安値圏に長時間とどまります。ゾーンから戻る動き、%Kと%Dのクロス、価格構造の変化を待ちます。

ゴールデンクロス・デッドクロス

状態読み方相対的に確認しやすい場面
%Kが%Dを下から上抜く短期モメンタムが上向き20以下から戻る、上昇トレンドの押し目
%Kが%Dを上から下抜く短期モメンタムが下向き80以上から戻る、下降トレンドの戻り
50付近で連続交差方向が頻繁に入れ替わるレンジ・ノイズの可能性を警戒

クロスは確定足で判断します。形成途中の足では一度交差しても、終値までに元へ戻ることがあります。

ダイバージェンスの見方

強気ダイバージェンス

価格が安値を更新したのに、ストキャスティクスの谷が切り上がる状態です。下落モメンタムの鈍化候補ですが、価格の安値切り上げや抵抗突破を待ちます。

弱気ダイバージェンス

価格が高値を更新したのに、ストキャスティクスの山が切り下がる状態です。上昇モメンタムの鈍化候補ですが、それだけで売りへ転換しません。

ダイバージェンスは「勢いの不一致」であり「反転時刻の指定」ではありません。トレンド中は不一致を繰り返しながら価格が更新を続ける場合があります。

トレンド相場とレンジ相場で使い分ける

相場環境優先する見方避けたい判断
上昇トレンド20〜50からの上向きクロス80到達だけで逆張り売り
下降トレンド50〜80からの下向きクロス20到達だけで逆張り買い
明確なレンジ上限付近80から下、下限付近20から上レンジ中央での連続クロス追随

RSIとの違い

指標比較するもの一般的な境界
ストキャスティクス期間高安レンジと現在終値80・20
RSI上昇幅と下落幅の平均70・30

どちらも0〜100ですが中身は別物です。同時に同じ方向を示しても独立した保証が2つ得られるわけではなく、どちらも終値を加工したモメンタム情報です。

設定を変えるとどうなる?

設定の数字だけでなく時間足も反応を変えます。5分足14本と日足14本では観測している時間が大きく異なります。

実戦での確認手順

上位足の高値・安値で上昇、下降、レンジを分類する。
ストキャスティクスが80・20・50のどこにいるか確認する。
%Kと%Dの向き、確定足でのクロスを確認する。
支持・抵抗、ローソク足、直近高安の更新で価格側を確認する。
損切り位置と許容損失から取引数量を決める。

よくある失敗

関連ページ

RSI上昇幅・下落幅から勢いを計算 MACDEMAの差とクロスを確認 DMI・ADX方向とトレンド強度を分離

よくある質問

ストキャスティクスは何分足がいいですか?

普遍的な最適時間足はありません。保有時間より極端に短い足だけで判断せず、上位足の方向と売買足のタイミングを分けて確認します。

80以上に張り付くのは異常ですか?

異常ではありません。期間高値付近で終値が続けば、強い上昇中は80以上を維持します。数値だけで逆張りしない理由です。

RSIとストキャスティクスは両方必要ですか?

必須ではありません。似たオシレーターを増やすより、価格構造・トレンド・ボラティリティ・資金管理という異なる情報を組み合わせる方が重複を減らせます。