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FXのDMI・ADXとは?

DMIは「上方向と下方向のどちらが優勢か」、ADXは「方向を問わずトレンドがどれくらい強いか」を分けて測ります。3本を役割別に読むと、クロスだけを追いかける失敗を減らせます。

30秒で要点:+DIが-DIより上なら上方向、-DIが+DIより上なら下方向が相対的に優勢。ADXは上昇・下降の方向を示さず、一般に20未満は弱い、25超は強いトレンド候補と読まれます。ただし境界は通貨ペアと時間足で検証が必要です。

DMI・ADX計算ツール

ワイルダー方式でTR、+DM、-DMを平滑化し、+DI・-DI・DX・ADXを順に計算します。このツールで14期間ADXの初期値を出すには最低28本の価格データが必要です。
直近の相場状態
--
計算中
+DI(上方向)--
-DI(下方向)--
ADX(強度)--
DIの関係--
ADXの変化--
直近DX--

3本の役割を分ける

答える質問単独では分からないこと
+DI上方向の値動きはどれくらい優勢かトレンド全体の強さ
-DI下方向の値動きはどれくらい優勢かトレンド全体の強さ
ADX方向を問わずトレンドがどれくらい強いか上昇か下落か

定義・一般的な20/25の目安:TradingView「方向性指数(DMI)」TradingView「ADX」。計算式の日本語解説:OANDA「DMI・ADX」

DMI・ADXの計算手順

段階計算
UpMove当日高値-前日高値
DownMove前日安値-当日安値
+DMUpMoveがDownMoveより大きく正ならUpMove、それ以外0
-DMDownMoveがUpMoveより大きく正ならDownMove、それ以外0
TRmax(H-L, |H-前C|, |L-前C|)
+DI / -DI100 × 平滑DM ÷ 平滑TR
DX100 × |+DI--DI| ÷ (+DI+-DI)
ADXDXをワイルダー方式で平滑化

同じ足で高値も安値も広がった場合は、拡大幅の大きい側だけを方向性として採用します。そのうえでTRに対する割合へ正規化するため、値段の桁が異なる通貨ペアでも0〜100付近の尺度で読めます。

ADXの20・25・40をどう読むか

ADX一般的な見方確認すること
20未満弱い、または明確なトレンドが乏しい候補レンジ内の往復とDIの連続交差
20〜25移行帯ADXの傾きと価格のブレイク
25以上強いトレンド候補+DIと-DIのどちらが上か
40以上かなり強い状態候補加速だけでなく伸び切りとリスク拡大
数値は絶対ルールではありません。ワイルダーの目安は出発点です。ボラティリティや時間足によって通常レンジが違うため、対象通貨ペアの過去分布と価格の動きを照合します。

4つの組み合わせで相場を読む

DIの方向ADX相対的な解釈
+DI > -DI上昇中上方向優勢でトレンド強度も増加
+DI > -DI低下中上方向優勢だが強度は鈍化
-DI > +DI上昇中下方向優勢でトレンド強度も増加
-DI > +DI低下中下方向優勢だが強度は鈍化

ADX低下は価格下落を意味しません。上昇トレンド中にADXが低下する場合は「上昇の強さが鈍った」のであり、価格がただちに下がるとは限りません。

DIクロスの強弱

+DIが-DIを上抜く

上方向の値動きが相対的に優勢へ変わった候補です。ADXが20未満で横ばいならレンジ内の交差、25以上で上向きなら方向と強度がそろった候補として区別します。

-DIが+DIを上抜く

下方向の値動きが相対的に優勢へ変わった候補です。クロス時点では価格がすでに動いた後の場合もあるため、直近高安と損切り距離を確認します。

クロスだけを自動売買サインにしないでください。レンジでは+DIと-DIが何度も交差し、損失が積み重なりやすくなります。ADXの水準・傾きと価格帯を合わせて確認します。

ADXがピークを付けたとき

ADXが高水準から低下し始めると、トレンドの「方向」ではなく「強度」がピークアウトした候補です。+DIと-DIの関係が維持されている限り、価格は同じ方向へ緩やかに進む場合があります。

ATRとの違いと組み合わせ

指標測るもの代表的な用途
ATR実質的な値幅・ボラティリティ損切り幅、数量調整
DMI上方向・下方向の優勢方向確認
ADX方向を問わないトレンド強度トレンド・レンジの選別

ADXが高くATRも上昇しているなら、方向性のある値幅拡大候補です。ただし損切り距離も広がるため、取引数量を小さくして許容損失を一定に保つ考え方が重要です。

時間足と設定の考え方

一般的な14を基準にし、シグナル数だけでなく最大損失、平均利益、レンジ相場での連敗を含めて検証します。

実戦での確認手順

上位足の高値・安値で大きな方向と価格帯を確認する。
+DIと-DIのどちらが上かで優勢方向を確認する。
ADXが20・25のどこにあり、上向きか下向きかを見る。
価格のブレイク、押し戻り、確定足でエントリー条件を確認する。
ATRまたは直近高安から損切りを置き、許容損失から数量を逆算する。

よくある失敗

関連ページ

ATR値幅・損切り・数量を計算 移動平均線価格の方向と傾きを確認 ストキャスティクスレンジ内の終値位置を計算

よくある質問

ADXが25以上なら買いですか?

違います。ADXは方向を示しません。買い・売りの方向は+DIと-DI、価格の高値・安値などで確認します。

ADXが下がったら決済すべきですか?

一律ではありません。強度の鈍化候補なので、DIの関係、直近高安、保有ルール、利益保護の方法と合わせて判断します。

DMIとMACDはどちらがいいですか?

役割が違います。DMI・ADXは方向性のある値動きと強度、MACDは2本のEMA差とその変化を見ます。目的を決め、同じ過去データで比較してください。