EPISODE 02 · LEVERAGE & RISK

レバレッジは魔法じゃない
倍率より先に損失額を決める

「少ない資金で大きく取引できる」だけを聞くと便利そう。でも、値動きに対する損益は取引量で決まります。

読了 約3分
01

25倍なら、10万円が250万円になるの?

大きな倍率にワクワクでも資金そのものが増えるわけではありません。
02

レバレッジは取引量を大きくできる仕組みだよ。

利益を保証する倍率ではない取引量が増えると同じ値動きでも損益が拡大します。
03

上がる時だけじゃなく、下がる時も大きいんだ……。

上昇と下落は表裏一体1,000通貨なら1円の値動きで約1,000円の損益です。
04

許容損失 → 損切り幅 → 取引量の順で決めよう。

先に「負けた時」を決める最大倍率まで使う必要はありません。

DATA CHECK

第2話の要点を数字で確認

法定上限と実効倍率は別

個人の店頭FXは取引金額の4%以上の証拠金が必要で、レバレッジ換算では25倍以下。実際の倍率は保有量と資金で変わります。

損益は通貨数に比例

同じ1円の逆行でも、1,000通貨なら約1,000円、1万通貨なら約1万円の損失です。

余裕資金を残す

必要証拠金ぎりぎりでは、小さな逆行でも維持率が低下します。入金額全部を取引量に変えません。

許容損失から逆算する例

1回の許容損失を1,000円、損切り幅を50pips(ドル円で0.50円)とする単純例では、1,000円 ÷ 0.50円 = 2,000通貨が目安です。スリッページや窓開けなどで予定額を超える場合があります。

USE THE TOOLS

自分の数字で確かめる

資金・損切り幅・通貨数を入力して、倍率と損失の関係を確認できます。

逆指値や少額取引でも、相場急変時に予定価格で決済できる保証はありません。ロスカットが適用されても証拠金を上回る損失が生じる場合があります。生活費・借入金ではなく、損失リスクを理解できる範囲で検討してください。出典:金融庁「いわゆる外国為替証拠金取引について」