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FXチャートパターン図鑑

チャートパターンは、価格の波が作る「形」から、買いと売りの均衡がどちらへ崩れたかを読む方法です。大切なのは似た形を探すことではなく、形成前のトレンド、境界線、完成条件、失敗条件、値幅の測り方を同じ順序で確認することです。

30秒で要点:ダブルトップや三尊はネックラインを下抜けて初めて完成、ダブルボトムや逆三尊は上抜けて初めて完成候補です。三角持ち合いは抜ける前に方向を決めません。値幅目標は「保証価格」ではなく、利確や損切りを設計するための比較材料です。

パターン値幅目標計算ツール

極値はトップ系なら山の高値、ボトム系なら谷の安値。三角・レンジは最も広い部分の反対側を入力します。
等倍の値幅目標
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計算中
パターン高--
突破方向--
現在値から目標--
達成率--
計算--

チャートパターンとは

一定期間の高値・安値・支持抵抗の並びを類型化したものです。反転型はそれまでの方向が変わる可能性、継続型は一時休止後に元の方向へ再開する可能性、中立型は放れた方向についていく考え方です。

分類代表例確認の中心
反転型ダブルトップ/ボトム、三尊/逆三尊事前トレンドとネックライン突破
継続型フラッグ、ペナント、ウェッジ旗竿と調整、元方向への再突破
中立型対称三角形、レンジ上下どちらの境界を終値で抜けるか

パターン全体の整理:OANDA「チャートパターン(フォーメーション分析)」 / パターン機能一覧:TradingView公式ヘルプ

最初に「完成条件」を見る

山や谷が2つ見えただけでは未完成です。トップ系は2つの谷を結ぶネックラインの下抜け、ボトム系は2つの山を結ぶネックラインの上抜けが完成条件です。形成途中に先回りすると、単なるレンジやトレンド継続を反転と誤認しやすくなります。

ダブルトップの読み方

上昇後に近い水準の高値を2回試し、間の安値を下抜ける反転型です。第2の山が第1の山と完全に同値である必要はありません。重要なのは高値更新に失敗した後、売りがネックラインを割るところまで優勢になったかです。

下落目標 = ネックライン −(代表高値 − ネックライン)

第2の山が高値更新後すぐ戻る「フェイク上抜け」になる場合もあります。損切り候補は第2の山の外側、目標は等倍値幅を基準に途中の支持帯も確認します。

ダブルボトムの読み方

下降後に近い水準の安値を2回試し、間の高値を上抜ける反転型です。2回目の安値で売りが続かず、ネックラインを越えて買い優勢へ変わる過程を表します。

上昇目標 = ネックライン +(ネックライン − 代表安値)

定義:OANDA「ダブルボトム」

三尊(ヘッド&ショルダーズ・トップ)

3つの山のうち中央が最も高く、左右の山が肩に見える反転型です。中央の高値更新で買いが加速した後、右肩では頭を超えられず、ネックライン下抜けで売り優勢が明確になります。左右の肩は完全対称でなくても構いません。

下落目標 = 突破位置 −(頭の高値 − その時点のネックライン)

定義:OANDA「ヘッド&ショルダーズトップ」

逆三尊(ヘッド&ショルダーズ・ボトム)

三尊を上下反転した形で、中央の谷が最も深くなります。左肩から頭で安値を更新したものの、右肩では更新できず、ネックライン上抜けで完成候補です。下降トレンド末期で出るほど文脈が自然です。

上昇目標 = 突破位置 +(その時点のネックライン − 頭の安値)

定義:OANDA「ヘッド&ショルダーズボトム」

三角持ち合いは抜ける前に決めつけない

境界読み方
対称三角形高値切り下げ+安値切り上げ中立。終値で放れた方向を確認
上昇三角形上値水平+安値切り上げ上放れしやすい形だが下抜けもある
下降三角形下値水平+高値切り下げ下放れしやすい形だが上抜けもある

頂点ぎりぎりまで収縮すると値幅が小さくなり、ブレイクの優位性も薄れる場合があります。境界が明確な前半〜中盤の放れ、出来高・ATRの拡大、終値定着を確認します。

フラッグとペナント

急な上昇・下降(旗竿)の後に小さく逆行または収縮する継続型です。調整中の値幅が旗竿に対して小さく、元の方向へ境界を抜けることが条件です。調整が深すぎる、長すぎる、旗竿の起点を割る場合は別の構造として見直します。

定義・活用例:OANDA「ペナントとは」

ネックラインが斜めのとき

三尊や逆三尊のネックラインは水平とは限りません。斜めの場合は「突破したローソク足の位置におけるネックライン価格」を使ってパターン高を測ります。遠い過去のネック価格を使うと目標値がずれます。

値幅目標を安全に使う

等倍目標は統計的な保証ではありません。途中に週足サポート、ラウンドナンバー、直近高安があれば、先に反応する可能性があります。実戦では「最終目標」ではなく、期待利益とリスクを比較する目盛りとして使います。

目標より失敗条件が先:突破した境界内へ終値で戻る、右肩・第2頂点を更新する、突破後に値幅が拡大しない場合は、シナリオの確度が低下します。

だましを減らす5つの確認

パターン前に上昇・下降・強い旗竿があるか
高値・安値ではなく境界線を明確に引けるか
ヒゲだけでなく終値が境界外にあるか
突破時にATRや実体が拡大したか
リテストで境界の役割が転換したか

時間足とパターンの信頼性

上位足ほど1本に多くの取引が含まれ、多くの参加者が同じ形を見やすくなります。一方で完成まで時間がかかり、損切り幅も大きくなります。日足・4時間足で大きな形、1時間足以下で突破とリテストを確認するように役割を分けます。

よくある誤認

実戦チェックリスト

文脈形成前のトレンドに意味があるか
境界第三者が見ても近い線を引けるか
完成終値で境界を突破したか
余白スプレッドや通常の値幅を超えたか
失敗無効化価格を事前に決めたか
期待値途中抵抗までの利益がリスクに見合うか

関連ページ

ブレイクアウト判定境界・余白・終値を数値化支持・抵抗ネックライン候補を整理ローソク足図鑑突破時の足の形を確認

よくある質問

最も信頼できるパターンは何ですか?

名前だけで優劣は決まりません。事前トレンド、上位足の位置、境界の明確さ、終値突破、失敗時の損失を組み合わせて評価します。

左右の山や肩は同じ高さでなければいけませんか?

完全一致は不要です。形の対称性より、更新の失敗とネックライン突破で需給が変わったかを重視します。

目標価格には必ず到達しますか?

到達しません。等倍値幅は計画用の目安です。途中の支持抵抗や値動きの失速を優先してください。