FX取引におけるIFD(イフダン)注文とは?
IFD注文で利益を狙う場合、例えばドル/円相場で、1ドル100円あたりをもみ合っていたとしましょう。
これからドルが上がると予想します、その時にドル101円になったら買い、102円になったら売りというIFD注文を入れておきます。
しばらくするとドルが予想通りに上がっていき101円になりました。
当然この時101円で買いの注文をいれていたので無事101円のポジションが確定しました。
さらに予想通りドルが上がり102円をすぎても上がっていきました。
この時101円のポジション確定の時に同時に102円の注文が発動されるので自動的に101円のポジションは102円で売りにだされ1円の利益が確定します。
このようにIFD注文は取引画面を見ていなくてもある程度相場を予想して注文を入れておけば買い売りを自動的に行うことができる便利な注文方法のひとつです。
損失を限定しておくIFD注文
IFD注文の仕方としてポジションを持ったあとに損失を限定しておく方法もあります。例えばドル/円相場が100円あたりをもみ合っていたとしましょう。
その時相場が上がると予想した時に1ドル100円になったら買いの注文と99円になったら売りの注文をIFDで入れておきます。
予想通り100円のポジションを確定してさらに相場が上がると予想してるので、できるだけ利益が上がったら売るつもりで相場を観察してます。
ところが急激に不利にな方向に相場が急変動してしましあっというまにドルが98円になってしまいました。
しかし元々IFD注文で100円のポジションを確定したと同時に99円の売り注文も自動に発動してるので1円の損失でロスカットして急落に対応していました。
もしこの99円売りがなかったら100円のポジションはどんどん含み損が膨らんでしまい売るに売れない状態になったかもしれません・・・。
このようにIFD注文は利益を狙いつつも、あらかじめ損失を限定して急激な相場の変動に備えておく注文も同時に行えます。
IFD注文で気をつけるべきこと
IFD注文は忙しい人や常に操作画面を見れない人などにとっては便利な注文方法ですが、気をつけなければならない事があります。
例えばドル/円が100円になったら買いで105円になったら売りというIFD注文をしたとしましょう。
その時予想通り100円のポジションを確定して利益を待っていました。
しかし相場が不利な方向に変動してどんどん損失が膨らんでしまいました・・・。
しかも米国では金融危機が報道され相場が不安定になりさらに損失が膨らみそうです・・・。
当分ドルが戻ってくる事がなくなり売るに売れなくしかもマージンコールレベルまで損失が膨らみそうです。
このまま相場から撤退しなければなりそうです・・・。実際はこうなる前に自ら早めにロスカットして損失を限定するのですが、自動売り買いに安心してしばらく放っておいたら最悪の事態に・・・。
現実には取引画面にアクセスできる機会があると思いますがIFD注文の場合ふたつ目の注文が予想通りにいかなかった場合いつまでもポジションを保持するはめになったり、そのポジションの損失が大きく膨らむ可能性も含んでいます。
対策としてはあまりにも利益を追求しないで現実的に利益がでる注文を出しておくか、早めに自らロスカットする事が重要になってきます。
また損失限定注文の場合は利益を確定するのには自分で注文を出さなければならないので完全自動とはいきません。
トラップトレード
IFD注文の応用で有名になったトレードにトラップトレードがあります。
トラップトレードはトラップリピードイフダンとも呼びマネースクエアジャパンの特許取得注文です。
元々の発想は為替相場は通常ならばそれほど大きく変動することはなく差益を狙う手法としては利益を狙う機会に乏しいとも言えます。
しかし厳密には緩やかな動きの中でも細かく上下に振れながら推移しているのが相場です
これはいわゆるイベントや激しく動く時ではない通常時の動き、すなわちほぼ毎日の中にわずかながらでも差益が生まれる可能性があると捉えることができます。
ここに目をつけてわずかな利益でもたくさんのトレードをすることで堅い手法として確立しようと考えたのが元々の発想でした。
しかし実際には一回のトレードで手数料と利益を乗せるには現実的ではないトレードでした。
ですがボックスレンジのような相場の場合非常に有効であるので相場がもみ合っている期間は手数料を考えても利益を乗せるトレードが可能です。
マネースクエアージャパン のトラップトレードイフダンはその期間に指定した利益幅のIFD注文を複数一気に注文を入れることができるシステムで場合によっては仕掛けたIFD注文が次々に利益を生み出すことが可能です。